カンパチの陸上養殖 in アリカンテ、スペイン
サーモン/トラウトに続くように、世界ではブリ類の陸上養殖(RAS)への挑戦も盛んになってきました。スペインにおけるアクティビティについては、カディスでのカンパチのRASを以前紹介したことがありますが、今回は他の事業体によるアリカンテでの挑戦です。まずは年間600 MT、販売予定の魚体重3 kgで計算すると、20万尾の生産を目標としているようです。ビデオにはピカピカの施設で元気に泳いでいる魚(稚魚)が紹介されています。
対象魚種にかかわらず、自然からほぼ全てのエネルギー(水流、水温等)の恵みを受ける海面養殖とは異なり、RASではそのエネルギーのすべてにコストをかけて人為的にインプットすることが求められます。赤潮や疾病などのリスク回避による利益の上振れをそれに費やしてしまうことがないようにする精密な運用を行い、また、生産する魚にプレミアム価格を前提としない事業計画を実行するといったハードルを越えていく挑戦者が生き残っていくのだと思います。
アリカンテは私がいたカルタヘナにも近く、馴染みのあるところです。頑張ってほしいですね。
(註:陸上養殖参入への検討事項については以前の記事もご参考ください。)
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