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紅海のカンパチ養殖

日本ではあまり知られていませんが、アフリカとアラビア半島に挟まれる紅海(Red Sea)でサウジアラビア主導による養殖産業の開発計画が、かなりの規模とスピードで進められています。 これまでヨーロッパヘダイやバラマンディ(アカメの類)などをメインに開発が進められてきましたが、近年ではブリ類の養殖も試みられてきました。この記事では、カンパチの養殖技術開発について紹介されています。 インド洋の入り江ともいえる紅海は、高塩分・高水温で特徴づけられる特殊な海域で、ここで魚を養殖するにはちょっと工夫が必要のようです。ブリ類のなかでは高水温に強いカンパチでも、時には35℃程にもなるといわれる紅海では、生簀を沈めて「冷」をとってもらう必要があり、そのためのシステムの開発が進められているようですね。高塩分の影響については触れられていませんが、興味のあるところです。 なんとか中東情勢が好転して、平和で安全な環境のもとで、計画が進むことを切に願っています。 Ducking the heat: how a submersible pen helped seriola survive a Red Sea summer US-headquartered aquaculture supplier Innovasea has announced the successful use its fully submersible aquaculture systems to grow and harvest greater amberjack (Seriola dumerili) in the Red Sea

ハワイのヒレナガカンパチ

ハワイのBlue Ocean MaricultureのヒレナガカンパチがASC認証を取得したようです。Blue Ocean Maricultureは現在のところ米国で唯一のブリ類養殖会社で、先日開催された水産庁(水産研究・教育機構)の勉強会でも紹介されていました。 ASCのFinal Reportによると漁場はハワイ島の西岸 19°26'45.0"N 156°02'12.6"W (十進法で19.44583333,-156.03683333)の潮通しが良い海域にあり、完全沈下式で2019年には502トンの魚を生産しています。生簀の容積は8,000 m3で、5基の生簀が240 m x 240 mのグリッド内に設置されています。水深は約60 m。モントレーベイ水族館のシーフード・ウォッチ・プログラムのGood Alternativeに続くASCの認証により、持続性の証明がより強固なものになるでしょう。 実はハワイは西暦1200年ごろから魚の養殖がおこなわれている歴史ある土地で、環境の保全が厳しく行われている反面、養殖とそれに関わるアクテビティが盛んなところです。SPF親エビも有名ですね。このようなハワイ特有の養殖を取り巻く環境が沖合養殖への飽くなき挑戦を続ける原動力にもなっているのかもしれません。座標をコピペしてgoogle検索していただくと漁場の位置を簡単に確認できます。 多くが挑戦して退いてきた沖合養殖。太平洋に向かい南~北西に大きく広がる通常の養殖なら不可能な海域で、彼らの技術が花開いて努力が実を結んだことを感じさせるニュースとも言えそうです。 First Finfish Farm in United States Achieves ASC Blue Ocean Mariculture has become the first ASC certified finfish farm in the US after achieving certification against the ASC Seriola and Cobia Standard at its Hawaii farm.