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海外での養殖ブリの人気

ブリの輸出と海外での人気についての英文記事です。英語学習用の短い記事ですが、用語の使い方や表現は海外の方とブリについて話すときに役立ちますね。別途、コメント欄で紹介する門司税関の資料からもブリ(類)の輸出量は1万トンを超え、金額で約200億円になっていることが分かります。ほとんどが養殖のもので、日本の養殖ブリの品質の高さが海外で評価されている証ともいえるでしょう。多くは九州(福岡県)から輸出されている養殖ブリ。天然種苗と人工種苗をバランスよく使う日本にしかできない養殖が、日本の養殖ブリ輸出のさらなる促進に欠かせないものになるはずです。また、海外でのブリの陸上養殖の可能性も現実的にビジネスとして考えられる時代になったとも言えます。 ブリ、世界的人気で高騰 【対訳】日本で冬の刺し身として最も好まれている魚の一つが今年、世界的な人気の高まりから高騰している。輸出額は(1)過去最高を記録した。日本語でブリと呼ばれるイエローテールは身が引き締まり(3)脂が乗った食感で北米やアジアなどの魚好き(2)を魅了している。人気の高まりはノルウェーサーモン(4)と比較される。農林水産省のデータでは、2021年のブリの輸出額は(前年比)約40%増えて過去最高を記録

ブリの価格の高騰

ブリ養殖の将来は天然種苗と人工種苗の両方、既存飼料原料と新規飼料原料の両方のバランスの取れた研究/開発/利用にかかっていると思います。 お歳暮で人気の養殖ブリ 例年の1.5倍近くに高騰|NHK 大分県のニュース 【NHK】物価高騰の影響で、お歳暮として人気がある冬の味覚の養殖ブリが例年の1.5倍近くに高騰しています。 佐伯市蒲江の水産会社では、養殖ブリなど…

トンガ海底火山噴火による津波被害|ブリ養殖用種苗

トンガの海底火山の噴火が原因で発生した津波が遠くはなれた日本の養殖産業にも影響を与えました。この記事で紹介されているブリの養殖用種苗では津波による潮位の変動と局所的に発生した早い潮の流れで生簀の網が吹かれ被害につながったものと思われます。まだ魚の大きさも小さかったようですので生簀網の目の大きさも細かく、そのための水に対する抵抗の大きさも被害の拡大につながったのでしょう。天然種苗が全く不足していることから大変貴重な人工種苗だけに残念です。今回のような津波では養殖魚や養魚施設へ被害が後になって新たに分かってきたり、今は感じず気づかない程度のものが後に大きな二次被害(魚病、逃亡、走錨など)をもたらしたりすることがあります。明確な被害を受けなかった地域でもしばらくは警戒を保つ必要がありそうです。 生けすのブリ稚魚が大量死 トンガ噴火の津波影響か 鹿児島 | NHKニュース 【NHK】トンガで発生した大規模な噴火による津波が観測されたあと、鹿児島県の種子島の沖合では、生けすで育てていたブリの稚魚が7万匹…

天然種苗と人工種苗のバランス

ブリの人工種苗について鹿児島からの報道です。先月には大分県での同様の取り組みがニュースになっていましたが、天然種苗のモジャコ(ブリの稚魚)が大不漁の今年はマスコミの注目度も高いようです。養殖の種苗を天然に頼るクロマグロやカンパチでもいえることなのですが、天然種苗が捕れない年には人工種苗の必要性が叫ばれるのに、天然種苗が再び捕れだすとそのような叫び声がなくなってしまう歴史が繰り返されています。現実性に欠ける輸出重点品目として指定されたからということではなく、先ずは日本のブリの養殖生産、つまり国内消費と輸出向けの養殖ブリの生産の安定性を確保するという観点から進めていくべきことであり、それには人工種苗と天然種苗をバランスよく上手に有効利用していくという認識が必要です。日本の養殖ブリはノルェーのアトランティックサーモン(大西洋サケ)ではなく、海外で養殖が試みられている他のブリ類でもありません。日本の養殖ブリは天然種苗+人工種苗でそのニッチに安定性を担保するという意義ある独自路線を行けばいいのではないでしょうか。 追記:人工種苗と天然種苗については以前にも思っているところを書いておりますので、ご参照いただければ幸いです。 「 人工種苗はかっこいい? 」 「 完全養殖だけが養殖ではない 」 (リンクが切れていますが残しておきます) ブリ養殖の救世主になるか 鹿児島で人工種苗の生産本格化 稚魚安定供給に期待高まる(南日本新聞) - Yahoo!ニュース  鹿児島県が日本一の生産量を誇るブリ養殖に欠かせないのが、稚魚のモジャコだ。しかし、今年の採捕量は昨年の半分に低迷。来年以降のブリ出荷への影響が心配される中、養殖業者からは、親魚から採卵して育成する

宿毛ブリカツバーガー

今週は宿毛市の『ブリカツバーガー』の紹介です。ブリカツバーガーもなかなかの美味しさと人気のようでSNSでも大きく盛り上がっています。先週の『鯛カツバーガー』とともに養殖魚発(初?)として新たなフードカルチャー創生の原動力になるのではないでしょうか。現状ではマダイ、ブリとも鶏の一枚肉を使用している照り焼きチキンバーガーのようにフィレから切り出した身をダイレクトにフライして用いているのだと思いますが、それに加えてパティとしても使えるような工夫もあればバーガーやサンドウィッチ用の具材としてのポテンシャルがさらに広がるかもしれません。また、『創意工夫による多様な販路の確立』には通年販売する・されるチャネルの発掘と維持が必要で、愛南町や宿毛市だけの努力ではなく業界が協働を継続していけるのかがその成否を占う試金石となりそうです。 https://www.city.sukumo.kochi.jp/docs-07/27239.html (リンクが切れているようですが残しておきます)

人工種苗はかっこいい?

農林水産省が「農林水産研究イノベーション戦略2021」を策定して先週公表しました。『本戦略は農林水産分野に世界トップレベルのイノベーションを創出することを念頭に置いた「挑戦的な戦略」である』とのことで大きな話になるのも仕方がないのかもしれませんが、私が関係する水産養殖の分野についてだけみても、目標やその数値の選定/算出根拠に欠けているように感じます。例えば、『ニホンウナギ、クロマグロ等の養殖において人工種苗比率100%を実現』とのターゲットは我が国の水産養殖産業にとって良いことなのでしょうか?技術開発の継続と発展は必要ですが、種苗の100%を人工種苗でカバーすることが最重要の課題であるようには思えません。天然種苗を使用することはカッコが悪くて持続性が低いものなのでしょうか?むしろ、天然種苗資源をしっかりと科学的に管理しつつ使用して、人工種苗も併用していくことを日本の水産養殖の基盤にすべきではないのかと思います。天然種苗だけに頼っていると今期のブリ(モジャコ)のようなリスクを避けることはできず、また高成長や抗病性を目指す育種もできません。しかし一方で人工種苗だけに頼れば採卵・種苗生産の失敗や孵化場での事故で供給不全といったリスクが必ず付きまといます。比較的高度な技術と高いコスト(費用)が要求されるこれら魚種の孵化場が、そういったリスクをカバーできるほどの規模と数で運用されると考えるのは現実的ではありません。『持続性』をキーワードとして種苗(魚)だけのことを考え今回のようなターゲットと数値を設定したとすれば、『持続性はスペクトラムである』ことを忘れずにいてほしいものです。種苗(魚)の持続性、産業の持続性、学術(科学)の持続性:これらが途切れなく連続したものが『養殖の持続性』だと思います。「人工」は持続性の一部にすぎず、代表するものではありません。我が国における養殖をこの連続した3つのピラー(柱)でしっかりと支えていくことを目的にターゲットと数値を設定すべきではなかったのか?と感じています。 (註:100%人工種苗とは先に制定されている「みどりの食料システム戦略」のなかで定められられているものですが、これを達成するための「農林水産研究イノベーション戦略2021」ですのでここでは内容に区別なく感想しました。) 「農林水産研究イノベーション戦略2021」の策定について:農林...

ブリ類養殖勉強会

私もオンラインで参加させていただきました。他の用件のために途中までしか聞けませんでしたが、海外におけるブリ類の養殖についての発表は、日本語での代読内容も奇麗にまとめられており、国外でのブリ類養殖の広がりを参加者が理解しやすいように工夫されていると思いました。ただ、他の発表の時間などの兼ね合いもあるのだと思いますが、海外で生産されているブリ類の成長、FCR、マーケットサイズ、売値に関することなど、泥臭いですが産業には不可欠な情報を鮮度よく提供していただけたらなと感じました。このような情報は海外と仕事をしていれば入ってくることもありますが、国内の産業界に広く提供するにはやはり国(水産庁)が積極的に情報を収集してそれを分け隔てなくシェアするのが一番いいと思います。そのためには、勉強会での発表数を、例えば今回のように内容が異なる5題ではなく、1つの大題目について2~3つの筋が通った小題目にして会の焦点を明確化するということも良いのではないでしょうか。また、回ごとに必ずテーマを変えていくこともないのかもしれないですね。 米国でブリ類養殖増産、ハワイは2400トン計画/水研機構勉強会 水産業と漁業に関するニュースを提供している。

離乳食としてのブリ

赤ちゃんの離乳食にブリはいかがでしょうか? お母さんのお魚摂取とお子さんの発達との関りについて紹介した先日の投稿の続きのように偶然にもなってしまいますが、EPAやDHAだけでなくタンパク質やミネラルに富むブリは赤ちゃんの発育をサポートします。赤ちゃんへの料理でここまで手の込んだものを?とぱっと見で思ってしまいましたが、赤ちゃんへということは同時にお母さん、お父さん、兄弟姉妹、おじいさん、おばあさんも一緒にということですね。 こうやってブリで健康に育った赤ちゃんが、さらに大きく成長する過程でもブリを食べてくれ、大人になってもブリを食べてくれて、そして自分の子供たちにもブリを食べさせてくれる。こういう循環を生み育んでいくことも水産養殖の持続的発展には欠かせないことだと思います。買い物に行くと必ず鮮魚コーナーにしばらく留まり様子をみますが、お子さんに魚を選ばす親御さんが意外と多いことに気づきます。「サーモン!」と言うお子さんが多いなかで、「ブリ!」と言ってくれるお子さんをどう増やしていくか?まずは赤ちゃんに食べてもらうように工夫することも大切なのでしょうね。 ここでは「ブリ」でしたが、もちろん同じことがマダイなど他の魚にもあてはまると思います。 離乳食のブリはいつから?下処理や冷凍方法、後期・完了期レシピ【管理栄養士監修】 脂がのったブリはとてもおいしいものですが、赤ちゃんもブリを食べることができるのでしょうか。今回は、離乳食でブリを取り入れる際の注意点や開始時期の目安などを解説します。赤ちゃんもほかの家族もみんなで楽しめるブリのおすすめレシピ、ぜひお試しください。

2030年のターゲット@@

2030年のターゲットが、ブリで2018年の10倍の1,600億円、マダイで120倍の600億円。達成しなかったらどう責任取るのでしょう。コロナ前からの計画を引きづっているところもあるのでしょう。コロナで海外向けのブリはどうなっているでしょうか。国内のマダイの相場はどうなっていますか。変化しないものと、変化したもの、変化していくものを見極め、世界の情勢も踏まえて現実的に達成可能で利益が確保できるターゲットに変更すべきです。一方で、サケ・マスの国内増産はポテンシャルがある良いオプションの一つだと思います。楽しみです。 農水省 ブリ類など養殖業強化の重要品目に|日テレNEWS24 農林水産省は、将来的に、国内外で需要の拡大が見込まれるブリ類やマダイなどを、養殖業を強化するための重要品目とする戦略を発表しました。

鯛たべよう!鰤もたべよう!

 #鯛たべよう!#鰤もたべよう! https://www.news24.jp/nnn/news87813346.html (リンク切れしているようですが残しておきます)

販路拡大 in コロナ

 コロナウィルスの影響で中食や内食が拡大し、販売量が伸びている食品もあるとは聞きますが、苦戦しているところが多いのも事実でしょう。オリンピック延期の影響もあり、生産量と出荷量をどのように制御していくのかについても、各業界で悩んでいるところだと思います。そのようななかで新潟のスーパーさんが、養殖魚の過剰在庫・次の養殖開始にいけすを空けたいという業界からの要望をうけ、養殖魚の販売を支援されているようです。掲載されている動画には、鹿児島産のブリとマダイのパッケージが映ってますね。近頃はなかなか気軽に手を出せない金額で養殖魚の小売価格が推移しており、消費者の養殖魚離れがウィルス騒動も相まって進むのではと心配していましたが、このような取り組みが全国に広がり、逆境のなかでも三方よしのビジネスにつながっていけばと願っております。 https://news.yahoo.co.jp/articles/6a9d10df35adfeedde23c87ebee0354497b501a1 (リンク切れしているようですが残しておきます)

ブリ弁当@天草

 ブリやマダイが美味しく食べられるバリエーションの一つになればいいですね。「さけ(しゃけ)弁」という強力なライバル弁当にどのように対抗しつつも共存するのか?ビジネス化につながる柔らかなアイディアも、このようなチームからは生まれやすいのかもしれません。 コロナ不況を諦めない!天草発「異業種助け合い」ビジネスに学べ 熊本県天草市で、新型コロナ不況でブリやマダイ、エビが売れずに苦しむ加工業者や養殖業者、お客が来なくなって従業員雇用に頭を抱えるホテルなどが協業して、魚の冷凍弁当を販売する新たなビジネスを生み出した。発案したのは5児を育てるシングルマザーだ。発生した「余剰」を、業種を超えて組み合わせて“三方良し”を実現した事例。小さな取り組みではあるが、全国で同じように苦しむ事業者も参考にできるのではないだろうか。