代替原料からの脱却

魚粉の代替タンパクである大豆がタイトになり、魚粉が大豆の代替タンパクになるような勢いでしたが、このように魚粉と大豆の両方がタイトになる時代にあって、代替タンパクとうい言葉(もの)自体に意味がなくなってきたように感じます。これからの時代、何を何で代替するということではなく、どのタンパク源、どの油脂源であっても、飼料(エサ)というパズルを完成するために不可欠な一つ一つのピースであると認識することが大切です。そして、これらのピースには決まった形はなく、それぞれのピースには互いに様々に組み合わさってパズルを完成させるポテンシャルとフレキシビリティーがあって、これらの点を的確に描き出せる基礎研究の重要性が益々高まってくるでしょう。

過去のブログ「養魚飼料原料としての大豆」、「飼料原料のフレキシビリティ」などもご参考ください。

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