二社のタッグ:アトランティックサーモン陸上養殖
日本を代表する二社のタッグに期待です。
三菱商事さんのCermaq(セルマック)は確かにアトランテッィクサーモン養殖のノウハウを持ちますが、いまのところそれは海面でのことに限られていますし、マルハニチロさんは多くの魚種で養殖事業を手掛けられているものの、アトランティックサーモンを自ら経験するのはこれからの段階です。おそらく初めは手さぐり的なところもあるかと想像しますが、二社が協働することで生み出されるシナジーとリスクヘッジを最大限に利用し、そこで速やかにRAS養殖技術の洗練化と魚の養殖特性について理解することが、この事業の発展には欠かせないものになるでしょう。大型RASで安定的に事業展開されている例は未だに無く、世界的にも注目を集める今回のアナウンスになると思います。
ちなみに、記事ではRASシステムの設計・構築をどこが担当するのかについて言及はありませんが、これも大きな関心事ですね。
三菱商事とマルハニチロ、サーモン陸上養殖の新会社
三菱商事とマルハニチロは30日、富山県でサーモンの陸上養殖を共同で行うと発表した。10月にも合弁会社を設立し、加工前のサケに換算し2500トン規模の養殖施設を建設する。総事業費は約110億円を見込み、2027年度からの出荷を目指す。デジタル技術を活用した養殖システムで、国内で安定して効率的に生産できる体制をつくる。新会社「アトランド」(富山県入善町)は三菱商事が51%、マルハニチロが49%出資
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