二社のタッグ:アトランティックサーモン陸上養殖

日本を代表する二社のタッグに期待です。

三菱商事さんのCermaq(セルマック)は確かにアトランテッィクサーモン養殖のノウハウを持ちますが、いまのところそれは海面でのことに限られていますし、マルハニチロさんは多くの魚種で養殖事業を手掛けられているものの、アトランティックサーモンを自ら経験するのはこれからの段階です。おそらく初めは手さぐり的なところもあるかと想像しますが、二社が協働することで生み出されるシナジーとリスクヘッジを最大限に利用し、そこで速やかにRAS養殖技術の洗練化と魚の養殖特性について理解することが、この事業の発展には欠かせないものになるでしょう。大型RASで安定的に事業展開されている例は未だに無く、世界的にも注目を集める今回のアナウンスになると思います。

ちなみに、記事ではRASシステムの設計・構築をどこが担当するのかについて言及はありませんが、これも大きな関心事ですね。

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