トンガ海底火山噴火による津波被害|ブリ養殖用種苗
トンガの海底火山の噴火が原因で発生した津波が遠くはなれた日本の養殖産業にも影響を与えました。この記事で紹介されているブリの養殖用種苗では津波による潮位の変動と局所的に発生した早い潮の流れで生簀の網が吹かれ被害につながったものと思われます。まだ魚の大きさも小さかったようですので生簀網の目の大きさも細かく、そのための水に対する抵抗の大きさも被害の拡大につながったのでしょう。天然種苗が全く不足していることから大変貴重な人工種苗だけに残念です。今回のような津波では養殖魚や養魚施設へ被害が後になって新たに分かってきたり、今は感じず気づかない程度のものが後に大きな二次被害(魚病、逃亡、走錨など)をもたらしたりすることがあります。明確な被害を受けなかった地域でもしばらくは警戒を保つ必要がありそうです。
生けすのブリ稚魚が大量死 トンガ噴火の津波影響か 鹿児島 | NHKニュース
【NHK】トンガで発生した大規模な噴火による津波が観測されたあと、鹿児島県の種子島の沖合では、生けすで育てていたブリの稚魚が7万匹…
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