空き部屋での陸上養殖

UR都市機構さんは空き家(部屋)の活用法として陸上養殖の可能性を検討されたいのだと思いますが、ただ単に空き家(部屋)を埋めればよいということでなければ、高密度での実証試験を行わない限り採算性について検討することは難しいでしょう。特に、映像で紹介されているような小スペースを活用するには「超」高密度の域を目指す必要があると思われます。また、比較的単価が高い生物種(高付加価値種)の可能性を検討されたいのも理解できますが、陸上養殖では単価だけでなく増肉係数(FCR)が低いものを対象とするのが基本ですし、そもそもそのような高付加価値種の陸上養殖技術は未開発である事実を考慮しなければなりません。ちょっと心配ですね。

コメント

このブログの人気の投稿

様々な増肉係数(FCR)

フィレ歩留り

飼料効率と増肉係数

シロザケ陸上養殖への挑戦

増肉係数(FCR)と給餌量

天然種苗と人工種苗のバランス

私もChatGPTに聞いてみました

昆虫とともに

エクアドル:エビ養殖のこれから

コロナ禍だから