新規原料の活かし方
養魚飼料の新規「原料」について日本経済新聞が紹介しています。魚粉代替にフォーカスした内容ですが、今では逆にその呪縛にとらわれず新規「飼料」そのものの開発を行うことの重要性が益々高まってきていると私は感じています。新規原料も魚粉も飼料というパズルを構成する一つのピースでしかありません。魚粉以外の既存の原料や他の新規原料といった異なるピースとの組み合わせを常に考慮に入れて粘り強く新規飼料の開発に向けた検討をしていくことが大切ではないでしょうか。魚粉の二倍の価格を持つピース単独で魚粉代替のみを目指すのではなく、特徴のある種々のピースを組み合わせることによって栄養と同時に価格の適正化を図るプラクティカルなパズルの完成を目指すことが望まれます。このような考えなしに新しいピース(新規原料)を活かすことは難しいでしょう。
DIC、藻を水産養殖飼料に 色素原料の残りかす活用
水産養殖用の飼料で、現在主流の魚粉を使わない代替材料の活用が広がってきた。DICは自社で生産する藻の一種「スピルリナ」の残さ(残りかす)の活用検討を始めた。スタートアップなどが手がける虫を使った飼料も登場している。魚粉価格は需要拡大や漁獲量減少の影響で高騰している。環境や人権に配慮した水産物の需要も高まるなか、代替飼料が注目されている。マグロ遠洋漁業で有名な鹿児島県いちき串木野市。9月、水産飼
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