新規原料の活かし方

養魚飼料の新規「原料」について日本経済新聞が紹介しています。魚粉代替にフォーカスした内容ですが、今では逆にその呪縛にとらわれず新規「飼料」そのものの開発を行うことの重要性が益々高まってきていると私は感じています。新規原料も魚粉も飼料というパズルを構成する一つのピースでしかありません。魚粉以外の既存の原料や他の新規原料といった異なるピースとの組み合わせを常に考慮に入れて粘り強く新規飼料の開発に向けた検討をしていくことが大切ではないでしょうか。魚粉の二倍の価格を持つピース単独で魚粉代替のみを目指すのではなく、特徴のある種々のピースを組み合わせることによって栄養と同時に価格の適正化を図るプラクティカルなパズルの完成を目指すことが望まれます。このような考えなしに新しいピース(新規原料)を活かすことは難しいでしょう。

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