エビの疾病と行方 in 東南アジア
EMS/AHPNDやEHPといった疾病による被害は東南アジア全体でみられますが、生産量の約8割をバナメイに依存するタイは比較的大きなインパクトを受けています。そのため、これらの疾病に耐性を持つバナメイ種苗の育種プログラムも活発に推進されており、その中では遺伝子編集によるものも検討されていると聞きますが、それと並行して、もともとこれらの疾病に強く成長や飼料効率といった点でも育種が進められているブラックタイガーへの回帰も進むと考えられています。このように改良されていくバナメイとブラックタイガーを上手に組み合わせることで東南アジアの養殖産業が安定してより活性化していけばいいですね。
エビ輸出大国、タイに異変 伝染病流行で生産量半減
タイでエビの供給不足に懸念が強まっている。伝染病の流行が主な原因で、2022年の生産量はピークの半分程度に落ち込む見通しだ。政府や民間団体は海外からの緊急輸入でまかなう方針だが、肝心の生産増に向けた対策は後手に回る。供給不安が続けば、日本など海外市場にも影響が及びかねない。「輸入許可は全ての利害関係者の合意によるものだ」。タイ水産局のチャルームチャイ氏は9月上旬、タイメディアを前にこう訴え、自
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