「しらす」と「ちりめんじゃこ」の将来
主にカタクチイワシの稚魚「しらす」と「ちりめんじゃこ」に代表されるように、日本では小さな魚介類を食する文化があります。
しかし、そのサイズの魚介類を将来にわたって持続的に美味しくいただくには、あたりまえのことですが、そのサイズの魚介類が漁獲可能の資源状態でありつづけることが必要です。
例えば、次のURLにあるのはスペイン(地中海)で漁獲が許される魚介類の大きさを示したポスターですが、あちらのカタクチイワシ(ボケロンboquerón:一番左上)は全長9 cm以上のものでなければ獲ることができません。
海外ではよく見られるサイズを基準にした制限ですが、日本でもこのようなことになれば「しらす」や「ちりめんじゃこ」、ひいてはそれを楽しむ食文化が消失してしまいますよね。
今回紹介する記事は日本の水産物資源の置かれている現状をやさしく解説してくれています。
小さな魚介類を利用する日本。それを上手に続けるには科学的にも国際的にも信頼性の高い資源管理の方法の確立に向けたいち早いスタートを日本独自にでも切るべきでしょう。
日本の漁業はこんな小さな魚を獲っても大丈夫なの?
小さな魚を獲ってはいけないことは誰にでもわかるはずです。しかし、それは大概、どこか他の国のことで、自分たちには関係がないことと思うことでしょう。しかしながら、その問題は、ごく身近にあるのです。
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