魚のお腹の中の可視化

 X線を利用して内部の微細構造を画像化するトモグラフィーという断層撮影技術があるそうです。ハイテクすぎて技術の内容については???ですが、その技術を応用することで養魚飼料の内部構造や、摂取された飼料の魚体内通過/消化過程を臓器とともに詳細に可視化し、飼料製造や摂餌/消化生理、そしてそれらのinteractionを研究するためのツールとしようという試みが行われています。技術の洗練化にはまだ時間が必要でしょうが、製造条件や原料の異なる飼料の魚体内での動向を目で確認しながらディスカッションできることを考えると、、、、これはかなりエキサイティングなツールになるのではないでしょうか。YouTubeでも公開されている撮影画像は圧巻(?)で、そう期待することに間違いはなさそうです。デンマークの研究機関のDanish Technological Instituteと飼料メーカーのBiomarとの共同研究で、DTIのweb pageにプロジェクトの概要があります。今回の投稿のブログカードはYouTubeですが、DTIのweb pageのURLも紹介しておきますのでご参考ください。


DTIのweb page
https://www.dti.dk/synchrotron-imaging-of-low-density-materials/43911


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