ASCのパブリックコンサルテーション:Feedback webinar
今週の6日、7日にwebinarにて開かれたASCのパブリックコンサルテーションに参加しました。仕事の都合と興味の範囲もあり全てのセクションを聞いたのではありませんが、養殖産業に関わる国内の各分野からおおよそ30名の参加がありました。
ASCサイドの各事項に対する説明や参加者からの意見を汲み取る姿勢は、誤解を恐れずに言うと以前よりも格段に改善されたものになっており、効率的なコンサルテーションwebinarを運営できていると感じました。1セクションにあてる時間が少し短いかな?思いましたが、これまでの経験を通してかなり洗練されたものになっていたと言えるでしょう。英語で参加していると時々微かにしか聞こえてこないのですが、同時通訳も十分なスピードと素晴らしい精度で提供されていたようで、こういうことからもコンサルテーションの運営がうまく日本に対応してきていると感じました。このレベルで運営されていればほとんど問題はないでしょう。
あとは、参加者からのもう少し活発な質問やインプットがあれば、というところでしょうか。同時通訳を通しても海外の方に質問やインプットすることは少し気恥ずかしさを感じる日本人気質的なところもあるのかもしれませんが、おそらく問題なのは、個人的な質問やインプットはあるものの会社としての内容や立場がその場で瞬時にまとまらない(あるいは、以前からまとまっていない)とか、先輩や上司を差し置いて質問やインプットすることができない(しかも結局は、先輩や上司は何もしない)とか、うちが質問すると他社から「あいつら分かってないな?」と思われてしまうかも?といった要らぬ心配とか、、、というようなところのように思います。
ASCサイドから、「これについての現状は?養殖企業からどなたか情報いただけますか?」や「これに対する飼料メーカーからの意見や質問は?」というような問いかけが今回もありましたが、そういうことがあればどんどん積極的に質問やインプットをしましょう。それがコンサルテーションであり、コミュニケーションであって、日本語でもそれが可能な環境が整えられ提供されているのですから。
ASC養殖場基準のパブコメに関連したウェビナーと説明会のお知らせ - ASC Japan
3月1日から2か月間、既存の11魚種を統一したASC養殖場基準のパブリックコンサルテーションを実施しています。 それに伴い、基準の要件ごとに以下のスケジュールでウェビナーを実施いたします。 ウェビナーにおいては、担当者からの要件の説明に加え、質疑応答の場を設けております(通訳あり…
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