空飛ぶ魚への影響
ロシア領空を通る航空路の閉鎖により、ヨーロッパからの生鮮品、特に私たち養殖業界関係ではノルウェーからのアトランティックサーモンやトラウトの輸入に支障がでてきているとの報道が目立ってきました。ロシア上空を通過するルートは北欧と日本を結ぶ最短のものであり、旅客輸送においても利便性の高い航空路でしたが、それを代表するフィンエアーも飛行ルートの変更を余儀なくされているようです。アジア市場へは年間数十万トン、そのうちの3~4万トンのアトラン・トラウトがノルェーから日本に入っています。ロシアを通るルートが健在であれば自ずと割安な迂回ルートしたが、今となっては相対的に長距離の迂回ルートが唯一のルートで、しかもそこに機材が集中してくることになると、従来よりも輸送時間とコストがかかってくるのは必然と思われます。旅客でさえ北回り、南回りともに戦時の「迂回」である限り、複雑な気持ちのままそのルートを進むという状況が続くでしょう。ほんとうに戦争は何も生み出さない。
サーモン・ダイヤに影響懸念 ウクライナ情勢受け...
ウクライナ情勢緊迫化で混乱が加速する中、物流網でも影響が拡大している。千葉県の鮮魚店では、ロシア産のカニやタラコの価格が上がる可能性に加えて、ある懸念が強まっている。石毛魚類 千城台本店・谷中政夫店長「こちらがノルウェーサーモンで、本日2つ目。本当は3つ欲しかった。朝、市場行ったらなくて」ロシア上空を飛行するルートでのノルウェー産サーモンの確保が難しくなり、別の調達先を見つけるのに苦労している。石毛魚類 千城台本店・谷中政夫店長「滞ると商売にならない。ますます先行き不透明」買い物客「家計にダメ…
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