水産学と水産業の元気の源

こっちが歳をとるわけです。私の大学時代の留学生も今では立派な先生です。『水産学栄えて水産業滅ぶ』と日本では言われますが、海外では『水産学・水産業ともに栄える』といった元気な状況にあります。その元気の源は若い人たちの水産に対する興味と、その人たちが理解を育み、能力を磨き、それらを活用できる場ならびに水産学は水産業と不離であることを肝に銘じている国や科学者の存在でしょう。水産養殖の分野ではこのマレーシア・サバ大学の研究所のように学生さんたちが先生たちと実際に魚に触れて養殖の基礎を楽しく学び、研究のための科学的な指導も並行して受け、自らが導き出す成果を内外にフィードバックできる場とそこから輩出される人材が産業界・学術界の元気を生み出す源としてますます重要視されてくることと思います。

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