海外RASの上陸
ノルウェーのプロキシマー・シーフード(Proximar Seafood)が静岡で進めている陸上閉鎖循環式養殖施設(RAS)の施工が大和ハウス工業さんに決まったとの報道です。このRASの基本システムはイスラエルのアクア・マオフ(AquaMaof)の技術に基づきます。AquaMaofは私の友人が活躍している会社で、彼らはシステムの性能を十分に引き出してくれるパートナーが必要でした。コロナ前に会ったときにそんな話をしながら「大型RASの建設実績のない日本でどの企業に施工を依頼するのだろう?」と思っていましたが、今回の報道で納得です。アトランティックサーモンの大型RASは三重県でも計画が進んでおり、その基本システムもAquaMaofの設計によるものです。私の海外時代に一緒に汗を流して魚を育てた友人の努力と技術。それによって生まれたRASが日本で、日本を代表する企業によって施工され、運用される日が近づいていると思うとうれしくなってきます。今は私も魚の飼育~飼料面から別のRAS(彼らのではありませんが)のお手伝いを少ししていますが、RASの理論と技術に関する私の経験と理解は彼らには到底及ばず脱帽です。
北欧企業、サーモンを陸上養殖
ノルウェーでサーモン養殖事業を手掛ける企業が日本での陸上養殖事業に参入する。約170億円を投じ、静岡県内の工業団地内に専用の循環養殖施設を4月下旬に着工。2024年半ばから出荷を計画する。養殖施設は大和ハウス工業が施工し、施設の延べ床面積は約2万8千平方メートル。年間生産量は日本のサケマス類の輸入量の2~3%にあたる6300トンを見込む。プロキシマーシーフード社が養殖するのは、すしネタとしても
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