ウニのエサ
磯焼けで身が入っていないウニにエサを与える養殖法が近頃盛んに試されています。磯焼けの軽減にもつながりますし、実(身)入りのウニも育ち収穫できるので一石二鳥の方法なのですが、その関連ニュースを見聞きするたびに感じるところがあります。
日本では産地での規格外や問屋・スーパーなどでの販売時に剥かれ捨てられるキャベツの葉、そして今回のニュースではクローバーと、「もったいない」ものや身近にあるものを上手く利用してウニを育てようとしていますが、一方、海外、特に欧州では配合飼料を与えることでウニを育てて身を入れようとします。この違いの理由は一つではないと思いますが、水産養殖で使用されるエサに対する捉え方と、エサの原料の安全性とトレーサビリティに関する考え方や規制の違いに大きく基づくものでしょう。
日本ではキャベツやクローバーを食用動物(ウニ)の飼料として使用する際に気に留めておくべきことを少し立ち止まって整理しておく必要があるでしょうし、一方の欧州ではもう少し柔軟性のある考え方と規則の運用がなされれば日本と同様の方法でのウニ養殖が広がる可能性があると思います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0bebcf41bbb72504f357c5f7a030ee7ea91856fc
(リンクが切れていますが残しておきます)
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