エクストルーダーの科学

明日のことで恐縮ですが水産飼料のエクストルージョン(エクストルーダー)についてのコンファレンスがオンラインであります。米国中部標準時で午前6時からということは日本では20時からです。1日計3時間ちょっとのですので睡眠は確保できそうですし、一つのトピックスも30分前後ですのでテンポも良さそうです。水産飼料には20種に近い原料が配合され、それぞれで物性が異なりクセがありますし、主要な原料は生もの(なまもの)ですので、それらの混合物から温度、圧力、速度など多くのパラメータを制御して最高の成型製造を目指すエクストルージョン技術は水産養殖分野での立派な「科学」の一つとみなされており、教育、研究、開発が活発に進められています。エクストルーダーに関わったことがなければ難しい内容のプレゼンもあるようですが、水産飼料の製造技術でここまで盛り上がることは日本国内では無いですし、今回はオンラインでの開催ですので、どのようなかたちでも「飼料(エサ)」をさわる・に携わる方々にとっては水産飼料の製造ということを知るいい機会だと思います。例えば「この原料を使えば良い飼料(エサ)ができるでしょう」だけでなく「この原料を使って良い飼料(エサ)をつくるにはこうしましょう」と考えるべき流れを感じることができでしょう。


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