ヒラマサ陸上養殖。ブリは?

 昨年11月にKingfish Zeelandの米国進出について紹介しましたが、今回はニュートレコ(Nutreco)がKingfish Zeelandに投資を決定。このニュースが世界を駆け巡っています。Kingfish Zeelandのオランダでの生産量倍増と、米国メイン州でのRAS施設建設推進のための投資のようですが、Altantic sapphireのアトランティックサーモンにつづき、スクレッティング(Skretting)がRAS用飼料のブリ類での欧米展開をする際の足掛かりになるのでしょう。

偶然にも今日は福岡でブリ類養殖のシンポジウムがあり、そのなかで国外におけるブリ類養殖の拡大動向について報告があるようですが、今回のニュースもホットな話題として取り上げられるかもしれませんね。

日本にはどうしてブリで海外進出する動きが見えないのでしょうか。昨年の投稿でも書きましたが、外来種であるブリでもRASでは許可されるでしょうし、その性格からも飼いやすく、市場にも近い。現地で作る魚で市場にニッチを確保しておかないと、日本から輸出する魚の行き場にも困るようになりそうです。

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