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3月, 2020の投稿を表示しています

ブリ弁当@天草

 ブリやマダイが美味しく食べられるバリエーションの一つになればいいですね。「さけ(しゃけ)弁」という強力なライバル弁当にどのように対抗しつつも共存するのか?ビジネス化につながる柔らかなアイディアも、このようなチームからは生まれやすいのかもしれません。 コロナ不況を諦めない!天草発「異業種助け合い」ビジネスに学べ 熊本県天草市で、新型コロナ不況でブリやマダイ、エビが売れずに苦しむ加工業者や養殖業者、お客が来なくなって従業員雇用に頭を抱えるホテルなどが協業して、魚の冷凍弁当を販売する新たなビジネスを生み出した。発案したのは5児を育てるシングルマザーだ。発生した「余剰」を、業種を超えて組み合わせて“三方良し”を実現した事例。小さな取り組みではあるが、全国で同じように苦しむ事業者も参考にできるのではないだろうか。

ティラピアに海藻@北海道

北海道大学でナイジェリアからの学生さんがティラピアの研究をされているということです。ティラピアはコイやナマズとならび養殖対象種として最重要に位置づけられている魚で、近年アフリカ、アジアでは爆発的に生産量が増えています。大学院の学生さんだと思いますが、飼料への海藻の利用について研究をされているとのこと。ティラピアの飼料にはあまり魚粉が必要ではないと思われがちですが、実用飼料は実験用飼料のようにはいかず、結構な割合で魚粉が配合されている事実があります。ティラピアの生産を安定して増やしていくためにも、そのような代替タンパク源についての研究は大変大切なものになると思います。また一方で、これらグローバルな養殖対象魚の生産が増えれば、それらの飼料で代替原料による魚粉・魚油削減が進んだとしても、世界的に魚粉・魚油が不足するのは確実です。ブリ、マダイなど日本の養殖産業もすでにその潮流に飲み込まれていることを認識する必要があります。 https://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20200323/7000019371.html (リンク切れのようですが残しておきます)

データー解析ソフト Kyplot

昔に使用していたデータ解析ソフトのKyplot。とても高性能なのに低価格で、お金のない若い研究者には大変ありがたいプログラムでしたが、何らかの理由でアップデートされなくなり、市場からも消えてしまってがっかりしていました。が、昨日、ひょんなことで思い出し、インターネットで検索してみると、なんと!機能・性能を損なうことなくFree版のKyplot6.0として昨月リリースされていることを発見し、ほんと久しぶりの再会(?)にちょっと感動しているしだいです。今はRなどで解析をされているかたも多いと思いますが、Rにとっつきにくい人達が多いもの現実で、かといって、それなら市販の高価なプログラムを、という人も少ないでしょう。ぜひダウンロードされてお試しください。日本語・英語の切り替え式で海外からの人たちにもフレンドリーです。また、データ解析を学びたい学生さんたちにとって、テキスト的にも使用できるプログラムだと思います。周囲にそのような若い人がおられたら、ぜひ教えてあげてください。私も今日から使用を再開します。とても優れたプログラムですので。 KyensLab Inc.

マダイとAI

  先日ご紹介したクラウドファンディングのプロジェクトが成立したようです。おめでとうございます。日本のマダイ養殖の最適化に資する知見の蓄積と技術の洗練を楽しみにしています。 目標達成!感謝のご報告 / こだわり真鯛を届け続けたい。最新技術でエコ&持続可能な養殖を - クラウドファンディング READYFOR (レディーフォー) 目標達成!感謝のご報告 最新技術を活用しながらエコで持続可能な生産体制のもと、ブランド魚「白寿真鯛」をより多くの人へお届け!愛媛県西予市で養殖業を営む「赤坂水産」と、IoTやAIといったテクノロジーを活用し持続可能な水... - クラウドファンディング READYFOR

ウミガメ型カメラ

 生簀の中の魚を撮影するとき、魚がカメラから離れてなかなか撮影できないときがあります。魚種、収容密度、魚の体調や海況など原因は様々ですが、魚がカメラに対して臆病になっていることもあります。ダイバーや従来型の潜行カメラを警戒するアトランは、カメ型ロボカメラには警戒心を解くようです。ウミガメにはノルウェーやアラスカなど北の冷水域にまで分布する種もあり、お互い昔から顔なじみで、アトランの遺伝子の中にはカメを判断するなにかが大切に保存されているのかもしれませんね。 Aquaexcel suplementary A combined effort of experts in underwater robotics and fish biology revealed how fish react to the intrusion in a Norwegian aquaculture facility with 188 00...

トラフグ雄性化@長崎

 ヒトと同様のXX-XY型の性決定様式をもつものの、たった1塩基の違いで雌雄が分かれるトラフグ。そのような科学的知見が集積され開発されてきた全オス生産。はじまってからもうしばらく経っていると思いますが、これから大きくセールス開始というところでしょうか。価格もお手頃になることを期待しています。先日のTV番組でノルウェーの若い漁師さんにタラの生の白子をポン酢で食べてもらおうとしたら、「こんなの食べるものじゃない」っていうような反応でしたが、トラフグとその白子の販路を国内にこだわらず大きく広げるなら、海外の人たちも楽しめる食べ方を提案できることも重要になってくるでしょう。トラフグと白子の安心・安全の普及ももちろん大切です。 必ず男が生まれるフグ!長崎の水産試験場が実用化目指す|ニュースイッチ by 日刊工業新聞社 こちらは、必ず男が生まれるフグ!長崎の水産試験場が実用化目指すのページです。日刊工業新聞社のニュースをはじめとするコンテンツを、もっと新鮮に、親しみやすくお届けするサイトです。

いつまでも「次世代」

 昔から使い続けられている「次世代」の看板を、未だに外せないのが心配です。 先端技術で次世代養殖研究 長崎大が戦略会議発足へ 低コストと安定生産目指す | 長崎新聞 長崎大は、低コストで安定生産を実現するためIoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)などを活用...

リアルタイム モニタリング

 日本経済新聞にも記事がでていますが、Google関連会社(以前のGoogle X)がAIを活用したサーモンのリアルタイムモニタリングシステムを開発です。下の記事はMowi(以前のマリンハーベスト)からのものですが、これをみると「近未来感」が満載です。リアルタイムで魚の成長や魚体重分布を測定し、給餌コントロールやシーライスの計数までも行うとのことで、これから両社コラボレートで行われる商業規模での実証試験の結果が楽しみです。 Mowi collaborates with X, Alphabet’s innovation engine, to make salmon farming more sustainable - Mowi Company Website Mowi collaborates with X, Alphabet’s innovation engine, to make salmon farming more sustainable - Mowi Company Website

資本業務提携の動き

 資本業務提携の動きがそれぞれの分野でさらに活発になってくると思いますし、その先を見据えれば、それが自然な流れなのでしょう。 ヨンキュウが資本・業務提携を材料にカイ気配スタート、マルハニチロ、フィードワンも高い◇ 投稿日時: 2020/03/03 09:14[みんかぶ] - みんかぶ(旧みんなの株式) 最新投稿日時:2020/03/03 09:14 - 「ヨンキュウが資本・業務提携を材料にカイ気配スタート、マルハニチロ、フィードワンも高い◇」(みんかぶ)