新たな取り組み:人工種苗クロマグロ養殖 in 高知
高知県では2019年まで官民共同でクロマグロ人工種苗の生産・育成事業に取り組んでいましたが、財政難と人工種苗の不人気で終了となっていました( ブログ記事 )。今回は新たな座組でのスタートになり、種苗は他県(沖縄)の会社から購入するようです。人工種苗の生産と中間育成といった比較的コストがかかりリスクも高いところを専門の企業にまかせるといった点で前回のケースより新しく、ビジネスとしての効率性も高まるように感じます。大きな種苗を運搬するには尾数に制限がかかるなどの難しさもあるでしょうが、人工種苗を生産・育成する技術の維持・発展にも大いに寄与するものと期待されます。 高知銀行や水産会社など、クロマグロの完全養殖で協定 高知銀行や養殖会社などは20日、人工種苗によるクロマグロ養殖事業について連携協定式を開いた。天然資源を守り、SDGs(持続可能な開発目標)にもつながる完全養殖に協力して取り組み、ビジネスモデルを構築する。養殖する高知県宿毛湾地域の活性化にもつなげる。